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2026/9/1 14:10

Heart Seed Project / ベナン

実施時期: 2023.12 – 2024.03

企画・実施: Lemu Harmony

現地パートナー: Wilfrid Degbo 氏(Nansewe NGO)

実施地: クパンクパン地区(コトヌ市・ベナン)

参加者: クパンクパン地区の子どもたち


Our Future is Now / Notre Avenir, C’est Maintenant

西アフリカ・ベナン最大の都市コトヌー。電気も水道も下水道も整っていないクパンクパン地区で、約30人の子どもたちと4か月間の学びを始めました。

テーマは「幸せとは何だろう?」。

知識や技術だけでなく、自分の心と向き合い、これからの人生を考える時間をつくりました。

幸せは、目に見えないところにもある

お金や物、地位だけが幸せではありません。家族と過ごす時間や、健康であること。日々の当たり前の中にも幸せはあります。

これからの時代に大切なのは、目に見えるものを増やすことだけではなく、目に見えない心の豊かさに気づくこと。

幸せは、外から与えられるものではなく、自分の内側にあるものにも気づくことから生まれます。

授業では「ありがとう」を毎日の習慣にしました。家族や友達、食べ物、自然。自分が多くの人や自然に支えられていることに気づき、身近な幸せを見つけていきました。

言葉と感情には力がある

ありがとう、大好き、きっとできる
絶対に無理、あなたのせい

日々どんな言葉を使うかで、自分の気持ちも相手との関係も変わります。

子どもたちは、感謝や喜び、希望といった感情と、恐怖や怒り、嫉妬といった感情には、それぞれ違うエネルギーがあることを学び、自分の言葉を意識して選ぶようになりました。

ネガティブな感情にとらわれたときの手放し方も学びました。

最後のアンケートでは、ほとんどの子が「ポジティブな言葉を使うようになった」と回答。中には、「親が急にやさしくなった」と、喜んで話す子どもたちもいました。

これまで将来を真剣に考える機会がなかった子どもたちが、「自分は何をしたいのだろう?」「どんな人生を歩みたい?」と、自分の未来に目を向け始めました。

その中から、実際に夢へ歩み出した子どもたちがいます。

ジョージ君(18歳)

小学校を途中で辞めてしまい、自分に自信を持てずにいた彼が見つけたのは、「服飾デザイナーになる」という夢でした。今は地元の仕立て職人のもとで技術を学んでいます。真面目な仕事ぶりが認められ、任される仕事も増えてきました。

自分の進む道を見つけたとき、人は変われる。
彼は私たちにそう教えてくれました。

ルクレスさん(18歳)

「自分に自信がなく、能力を疑い、将来を描けませんでした」と話していた彼女も、自分について考えたことをきっかけに、仕立ての道を目指すようになりました。

私たちは日本の方からいただいた寄付金で、ベナン現地でミシンを購入しました。

ミシンを受け取った彼女は、「思っていたよりも、ずっと早くに夢が叶いました!」と大喜び。いつか自分のアトリエを持ち、仕立てを教え、困っている人を支えることを夢見ています。

※ジョージ君やルクレスさんについては、NEWSでも紹介しています。

修了式

最終日には、保護者や地域の方々を招いて修了式を開きました。

授業の様子や子どもたちの作品をスライドで紹介したあと、一人ひとりに修了証書を手渡しました。学校を卒業できない子どもたちが多いアフリカでは、修了証書は学びを終えた証となる大切な一枚です。

証書を受け取る子どもたちの喜びに満ちた表情に、会場からは大きな拍手が送られました。ともに過ごした日々と成長を分かち合う、あたたかな時間となりました。

心が変わると、未来の一歩が生まれる

心の教育を通して、子どもたちは自分の心と向き合い、自分の未来について考えるようになりました。そうした気づきが、子どもたちの未来への新たな一歩につながっていきます。

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