Contact

2026/7/15

試作|材料探しから生まれた、おしゃれなワラーチ(WARACHI)

WARACHI Seed Project|ベナン

Cotonou, Benin

アジョウン村でのワークショップに向けて、指導を担当してもらう現地パートナーのウィルさんに、WARACHIの試作に取り組んでもらいました。つくり方や用意するものは、Lemu Harmonyが作成したマニュアルにまとめてありました。

底のゴムをどうする?

まず悩んだのが、底に使うゴムです。日本では、ビブラムシートなど、ハンドメイドしやすいゴム板が売られていますが、ベナンでは手に入りにくく、あっても値段が高すぎます。

そこで、バイク用の廃タイヤを使う案を出しました。自動車タイヤに比べて運びやすく、厚さも数ミリとちょうどよいからです。ところが、実際に切ってみると、平らな部分の幅が大人のサイズには少し狭く、平らにするには時間と工夫が必要でした。

そこで、つくり方の基本を教えるワークショップでは、コトヌで用意できた靴用の薄いゴムシートを使うことにしました。

紐は、布の端切れで

紐も課題でした。ベナンの市場ではパラコード(丈夫な細いロープ)が手に入らなかったため、同じくらいの太さの安価なロープを購入してもらいました。けれど、村でこのようなロープが買えるかはわかりませんし、市販のロープではお金もかかります。

そこで思いついたのが、ベナンの女性たちが腰に巻いたり、服づくりつかったりする布の端切れを、紐に使うことでした。ウィルさんも、ベナンの人たちはおしゃれ好きだから、きっと喜ぶだろうと賛成してくれました。

カラフルな布を使えば、自分好みのWARACHIになります。Tシャツなどの柔らかい布なら、足に当たる部分もやさしくなります。

ウィルさんは、以前Lemu Harmonyからミシンを一台ずつ贈ったジョージ君とルクレスさんに、布の紐づくりをお願いしてくれました。二人は喜んで、たくさんの紐をつくってくれました。

家族みんなで、WARACHIづくり

ウィルさんには、ぜひご家族といっしょにWARACHIづくりを楽しんでほしいとお願いしました。男性だけでなく、女性や子どもたちにも、喜んで履いてもらえる履き物にしたかったからです。

ウィルさんから送られてきた写真には、家族4人分の足型が仲良く並んでいました。形も大きさも違う足型を見て、なぜか心がほっこりしました。きっと、家族みんなで工作を楽しんだことでしょう。

奥様や11歳の娘さんは、ロープを足にきれいに巻いて、おしゃれな履き物にしてくれました。

こうして、ベナンで作るWARACHIは、ただ「安くつくれるシンプルな履き物」ではなく、身近な材料を使って、自分たちで工夫し、おしゃれも楽しめる履き物へと、形を変えていきました。

一覧に戻る